ちゅだ日記

日常の気づきや写真、本や映画の感想など。ホッとひと息ついて前向きになれるような、落ち着くような場所でありたいです。

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚。いわゆる五感、そしてヤギ

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人間って「五感」と言われる感覚の何かをいい意味で深く味わえると幸せを感じるらしい。

 

先日、栃木県にある廃校リノベーション施設に宿泊し、入学式や卒業式、体育や道徳の授業、キャンプファイヤーなどを行って"学生時代を再現"するイベントに参加してきた。学生時代から活動しているチャリティー活動の一環で、今年は当日スタッフのカメラマンとしての参加。スタッフはみんな社会人なので、仕事の合間にイベントの準備をしている。

 

このイベントは「童心に還る」というテーマのもと、コンテンツを作る。だから、参加してくれるゲストの方はガチで楽しんでくれて、友だちになって日常に帰っていく。

 

その姿を見るたびに、私の人間力では手が届かないひとつの楽しい世界を見ているような感覚になる。でも今年は、8年も関わっていながら童心に還ることに抵抗を感じていた私に少し変化があった。

 

夏のにおいとカエルの合唱

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レンタカーを降りた瞬間、風がすっと吹いて、何だか懐かしいにおいがした。夏の夜風と一緒に身体に染込むような、いいにおい。土とか草とか、花とか、自然のにおいなのかな。香りではないんだよね。

あと、カエルの大合唱。田んぼだらけの場所なので、カエルの鳴く音がする。まずは、嗅覚と聴覚がくすぶられた。

 

自然と笑顔と逆上がりできないオトナ

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学校は栃木県の山間にある「星降る学校くまの木」という施設。空気が澄んでいるので、天気の日は満天の星が見られる。

 

学校の窓にはカエルがへばりついていて、玄関の上にはツバメの巣があって、校舎の隅にはヤギがいる。

 

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木の緑に、空の青。参加してくれる人の楽しそうな笑顔。そして、逆上がりに挑戦したけど、思いの外できなかなったオトナ。途中でつっかえてバタバタしてた。その様子を友人に動画で見せたときの笑い声。笑い声の音が心を揺さぶって、私ももっと楽しくなって爆笑。やっぱり人は視覚だけでなく、音でも心が動くんだ再認識した瞬間だった。これは、視覚と聴覚。

 

おいしいごはん

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おいしいごはんを食べているときは、いわずとも幸せを感じられる人が多いだろう。さらに、一人じゃなくてみんなと食べると余計においしい。私の場合は自分で作るのではなく、誰かに作ってもらった方がいい。これは味覚。

 

猫みたいにスリスリしてくるヤギ

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子どもの頃はヤギなんて可愛くないって思ってたけど、よく見たらめちゃめちゃ可愛かった。ヤギって人懐っこいみたいで、人の足元をスリスリしてくる。ヤギの存在に気づかずに通り過ぎると「メぇ~~~~」って呼んでくる。ヤギの毛は硬めだった。これは触覚?

 

そんなわけで「童心に還れたかも?」と少しの変化を感じたのは、いつもより五感を味わったかもしれない。正直、童心に還ったというよりは「あ~幸せ~」と思ったという言葉の方がしっくりくるのだけど。確かに子どもの頃って五感をフルに感じてたなと。この8年間の間にも、味わえることができたはずだけどね。

 

おわり

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五感を意識してみる。日常になんとなくマンネリを感じている方におすすめです。あと、このイベントが気になる方はぜひ何でも聞いてください。