何かの記事で、美輪明宏さんが最高においしかった食事ついて語っていた。
私はその記事を読みながら、とりあえず食事しなきゃと思ってラーメンを食べていたのだけど、結局あまりおいしくなくてなんだか少し自分が嫌になった。
同時に「あの時のごはん、おいしかったな」、「あの時もだ」と、本当においしかったごはんのことを考えながら。
人生最高のレストラン
美輪さんの人生で最高においしかった食事は、戦後の貧しくてホームレス生活を送っていた頃に知り合いの大学生が作ってくれた「目玉焼き」らしい。80年以上生きてきたなかで、あんなにおいしい食事はなかったようだ。
今でも思い出す食事
私が今でも思い出す食事は、中学受験の頃に塾の先生が差し入れしてくれた「吉野家の豚丼」だ。
周りと比べてあまり自己主張しなかった当時の私を先生はかなり気にかけてくれていた。いつも何でこんなに気にかけてくれるんだろう。と思うほど、本当に温かく接してくれた。
受験勉強の追い込みで毎日のように、夜中まで塾で勉強してた受験生のお腹に加えて、心まで満たす最高の味だった。
おわり
そのほかにも「あれもおいしかったな、あのときのも」。というのがあって、どれも大切な思い出とセットになっているものばかりでした。友だちとはじめて食べた屋台の焼きそばも、今ではおいしく感じない安いハンバーグも。どれも本当においしかったな。