消臭力の男の子が大きくなっていた。
新しいCMを見て、ジャスティンビーバーの子ども頃と消臭力の子が似ている気がして「ジャスティンビーバーって、もしかして昔、消臭力のCMやってた人??」と、ドアホウな質問をした自分を思い出した。
絶対違うと気づいたときは、お腹よじれるほど笑った。自分で。
今日はそんな勘違いヤローの自分が、あれは勘違いヤローだったなという想い出を辿る。
お母さんじゃない
あれはたぶん、小学1年生の頃。家族でどこかに出かけた先で、一瞬迷子になった私は母らしきお尻を見つけ「あっ、お母さんいた!」と、ジーパンの後ろのポッケに手を入れた。
しかし、顔を見たら全く知らないきれいなお姉さん。隣には彼氏だろうお兄さん。恥ずかし過ぎて「ごめんなさい」もせず、ダッシュで逃げたのを覚えている。母のジーパンのポッケに手を入れるのが好きだったけど、あれ以来は入れていない。
見てない
中学の入学式のとき。小学校の頃によく絡んでいた男の子に「式のとき、ずっとこっち見てたでしょ。(恥ずかしいからやめてよ)」。みたいに言われたことを鮮明に覚えている。
確かに、そっちの方向は見てた。間違いない。でも、方向をボヤっと見てただけ。人は見てない。そう思ったけど「見てないよ!」って言ったら失礼かな~と思い「見てないよ~♪へへっ」みたいに言った自分。あの頃はいい子だった。
見えてない
今度は高校1年生の頃。1個上の野球部のA先輩がスーパーイケメンで「手出さないでよっ!」って言われたから、ずっとみんなのアイドル的なイケメンだと思って、その人とすれ違うだけで緊張していた。
でも、高校2年生になったタイミングでコンタクトをし出した私は気づいてしまった。どんなことに気づいたかは想像に任せるとして、その子がなぜイケメンと騒いでいたのかはいまだに謎だ。
おわり
いろんなことで悩んだり落ち込んだりするけど、それもきっと自分の勘違いで起こっていることが多いんだろうなと思うこともある。頭では分かるけど、現実は難しいから、ポジティブな勘違いができるような人に憧れます。